白髪がチラホラ見えるようになってきたけど、まだ「白髪染め」って早ような……
20代や30代だと白髪染めをするっていうのは勇気がいりますよね。
そこで今回は、ちょっと気になるくらいの白髪だったら「普通のカラー」「おしゃれ染め」でも大丈夫なのか、について見ていきます。
普通のカラーと白髪染めの違いは?
普通のヘアカラーと白髪染めは基本的には仕組みは同じで
- STEP01アルカリ剤を使ってキューティクルを開く
- STEP02混合液を髪に浸透させる
- STEP03酸化剤とアルカリ剤が反応して酵素が発生
- STEP04メラニン色素が脱色し、酸化染料で髪が染まる
この時に使われる混合液には、脱色をさせる成分と染める成分が入っているんですが、普通のカラーと白髪染めではその割合が違うということなんです。
普通のヘアカラーの特徴
メラニン色素を持っている髪を明るくするのが目的なので、脱色をする力が強いです。
そこに、明るい色を入れるので白髪は染まりにくいということになります。
また、色が明るい髪を暗くする「髪色戻し」をする時には、脱色をする力が弱く、暗めに染まるような薬剤が使用されます。
白髪染めの特徴
脱色をする力は弱く、髪を染める働きが強い薬剤を用いて染めます。
メラニン色素がある黒い髪も、白髪も両方染めることができるが、色は暗めになるのが特徴。
この場合、白髪染めは暗めの仕上がりになるんですが、白髪染めでも髪色を明るくしたい!という時には、脱色をする力も髪色を染める力も両方が高い薬剤で染めることになります。
普通のカラーでも白髪は染まらないことはない
- 白髪がかなり多い
- 白髪が目立つ場所に多い
- 暗めに染めたい
- 白髪がそこまで多くない
- 分け目や生え際などの目立つ場所にはあまり白髪がない
- 明るい色に染めたい
このように、髪の状態や染め上がりのイメージなどで使う薬剤を変えてもらうのがおすすめです。
とはいえ
白髪染めも、昔のように真っ黒ばかりではなく、明るめカラーもたくさん登場しているので、「いかにも白髪ぞめしてきたね!」という感じにはなりません。
色のついた髪の毛に含まれる「メラニン」は
髪を黒くするだけでなく、ヘアカラーを染まりやすくなるという働きも持っています。
らから、メラニンのない白髪が多い状態だと、ヘアカラーが染まりにくくなってしまうんです。
白髪染or普通のヘアカラー、仕上がりの希望で選ぼう
しっかり色を染めて白髪が目立たない状態にしたい時には白髪染めがおすすめです。
でも
明るくしたいけど白髪も隠したい……
染まった状態が長く続くようにしたい……
などの希望があるときは、サロンで美容師さんに相談をしてみるのがおすすめです。
プロにお願いすれば、髪全体の量や、白髪の量、髪の太さなどから、希望にあった髪色に近づけるためにベストな薬剤を選んで染めてくれるはずです。