鏡に映る自分の髪にちらっと見える白髪。気になりますよね。
いつの間にか増えていくこの白髪、元々は黒い髪だったはずなのにどうして白くなってしまうんでしょうか?
今回は、気になる白髪が生えるその原因を大調査していきます!
Contents
白髪が生える原因は1つじゃない
私たちの髪は生まれた時は実は無色なのですが
後からメラニンを取り込むことで黒くなっていくんです。
黒い髪が生えるためにはメラニンが重要な働きをしていて、このメラニンを作っているのが色素細胞(メラノサイト)ということ。
白髪が生えるのは色素細胞の働きが大きく関係しています。
- 色素細胞があるのにメラニンが作られなくなっている
- 色素細胞が少なくなったり、なくなっている
どうして色素細胞はこんな風になってしまうんでしょうか。
加齢
髪の毛は毛穴から生えてきてから切るまではずっと伸び続けるのではなく、4年から6年の毛周期で抜け落ちます。
この時に、色素細胞(メラノサイト)も一緒になくなるんです。
髪が抜けた毛穴からはまた髪が生えてくるんですが、その時に本来なら一緒に色素細胞が復活するはずが、加齢によって徐々に色素細胞が回復しないようになっていって白髪が生えるように……。
栄養不足で色素細胞の働きが衰える
色素細胞がちゃんと働いてくれないと、メラニンが作られず髪が白髪になってしまいます。
色素細胞の働きを促すためには栄養が欠かせません。
メラニンを作るために必要なヨードやチロシン、亜鉛、カルシウムなどに加えて、髪を作るために欠かせないタンパク質もしっかり摂ることが大事。
ストレス
強い精神的ストレスを感じることで白髪が増えるって聞いたことはないですか?
実は、それは本当のことで
ストレスを感じることで血管が収縮して、頭皮に栄養を運ぶ細い血管に血液が流れにくくなるんです。
また、ストレスによって皮脂の分泌が増えることも白髪につながると言われています。
強いストレスを感じると、交感神経の働きが高まって皮脂がたくさん分泌されます。
頭皮の皮脂が空気によって酸化すると「過酸化脂質」に変化。この過酸化脂質が色素細胞の働きを邪魔して白髪を作り出すことになるんです。
遺伝
お父さんお母さんが白髪が多いタイプの人は、白髪が多くなる場合があります。
でも、遺伝するのは「白髪が増えやすい」というものなので、頭皮を健やかに保ったり栄養に気をつけることで白髪が生えにくいようにすることはできます。
黒い髪に戻る白髪もあるって本当?!
白髪には
- 色素細胞があるけどメラニンが作られない「休止型」
- 色素細胞が少ない、もしくはなくなっていてメラニンが作れない「欠失型」
の2種類があります。
特に10代や20代など若い時期にできる白髪は「休止型」のことが多いので、一時的に白髪になっていてもまた黒い髪が生えることがあるんです。
- 強いストレス
- 極端なダイエット
- 偏った食生活
- 睡眠不足
若い時期に白髪を見つけると、すごくショックですが心身ともに健康な生活を心がけることで、改善することは可能!
白髪を抜くのは白髪が増える原因になる?
白髪を抜いたら増えるって聞いたことないですか?
でも実は、それはただの噂なんです。
白髪は抜いても増えない!でも抜かないほうがいい
白髪を抜くことで他の毛が白くなったり、白い毛が生えてくるということはないのですが、白髪は抜いてはダメ!
その理由は
- 毛根が傷つく
- 髪が生えなくなる場合がある
私たちの髪は毛穴の中の毛根から生まれてきますが、この毛根が傷ついてしまうと白髪どころか髪が生えて来なくなる可能性があるんです!
毛根は新しく生まれることはないので、白髪を抜き続けることで毛根が減ってしまうと、髪が少なくなってしまいます。
自分の白髪の原因は?
白髪はいろんな原因で生えてきます。
遺伝だから……
もうそういう歳だから……
と諦めず、白髪になりにくい状態に近づけることができるように、健康的な生活習慣を心がけたり、ストレスを溜めない生活をおくりたいですね!