苦労すると白髪が増えるって聞いたことありませんか?
これって本当にありえるのか、実際苦労をして白髪になった人はいるのかを見ていきましょう!
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苦労と白髪の関係は?
白髪は頭皮にある色素細胞(メラノサイト)がメラニンを作り出すことで黒い色になります。この色素細胞の働きが下がってきたリ、働かなくなる事で白髪になるんですが、苦労することで色素細胞が働かなくなる……ということは確認されていません。
では、苦労した人が白髪増えたという話はどこから来たのでしょうか?
苦労した人の白髪が増える理由
黒い髪が生えるために必要なメラニン。このメラニンが生産されるためにはミネラルなど栄養が必要なんです。
この栄養が届きにくくなることで白髪が増える可能性が考えられます。
- STEP01苦労をする
- STEP02ストレスが溜まる
- STEP01自律神経が乱れる
- STEP01血行が悪くなる
- STEP01色素細胞や毛母細胞に栄養が届かない
- STEP01白髪が増える
そのほかにも
苦労が増えることでストレスが増えて、自分の体を守るために免疫機能が働くことで色素細胞の働きが妨げられることもあるんです。
苦労が増える年齢と白髪の関係
白髪が増える原因の一番大きなものは「加齢」です。
大体男性で30代前半から、女性で30代後半から白髪が増え始めると言われています。
30代というと、仕事が忙しかったり結婚出産など生活環境が大きく変わる時期ですよね。
そのため、苦労が増える時期と白髪が増える時期が一致して、「最近苦労してるから白髪が増えた」と感じる人が多いのかもしれません。
「苦労をして白髪が増えた」有名な人物
苦労やストレスが増えて白髪が急に増えたという話は、有名な人物のエピソードによって、広まっていったことも考えられます。
マリーアントワネットの髪が一晩で真っ白になった
フランス王国、ルイ16世の王妃だったマリーアントワネットはフランス革命で投獄されて、パリのコンコルド広場で処刑されました。
その時、死刑が確定して民衆の前に現れたマリーアントワネットの髪が、それまでの美しいブロンドヘアではなくおばあさんのような白髪になっていた……
という話が言い伝えられています。
実際は、すでに色がついて生えてきている髪が白くなることはないので一晩で真っ白になるという事はありえないのですが、王室でキレイに手入れされている時は目立たなかった白髪が、投獄生活の苦労で目立つようになったのかもしれません。
元NHKの登坂淳一アナウンサーの白髪が急に増えた
冷たい雨ですね pic.twitter.com/89tKGSJPDE
— 登坂淳一 (@tosakajunichi) November 22, 2019
NHKのアナウンサーとして活躍していた登坂さんですが、ある時期から急に白髪が増えたと話題になりました。
普段ニュースなどで観ていたアナウンサーさんが急に黒髪から白髪になったので驚いた人が多かったようです。
この白髪が急に増えた原因が多忙とストレスだったという話なんです。
- 和歌山県のNHKに勤務していた時に毒物カレー事件が起き、多忙を極めた
- 若いころから染めていて、髪が傷むと美容師さんに言われ染めるのを辞めた
入社2年目で大きな事件を担当し、心労が大きかったんでしょう。20代後半ですでに白髪が増え始めたそうです。
漫画「あしたのジョー」のホセ・メンドーサ
実在する人物ではないですが、苦労やショックで一気に白髪になったということでインパクトがあるのがボクシングの漫画「あしたのジョー2」に登場するホセ・メンドーサ。
最終回で、倒れても倒れてもまた立ち上がる矢吹丈に狂気を感じ、勝っているのに反則行為をし始めるなど追い込まれていきます。
最終的には、試合前とは別人のように老け込んで真っ白な頭になってしまったんです。
勝ったのに!!
これは漫画の中のお話なので実際にはありえないですが、「髪が真っ白になった」というのは強いストレスやショック、苦労を表現するのにぴったりだな、と思います。
苦労と白髪は直接は繋がらない
結局、苦労が多いからといって白髪が増えるとは言い切れないのが事実。
- 苦労が増えてストレスが増えることで白髪になりやすくなる
- 苦労が増える時期と白髪が生えやすい年代が一致している
ということから、苦労をすると白髪が生えやすいと言われるようです。
ただし、
- とても強いストレスを日常的に感じ続けている
- 病気
などは白髪ができる原因にもなるので、白髪以外の問題も考慮してみる必要があります。