白髪を予防改善するために、毎日の食生活から見直したい!
白髪を予防したい私たちが積極的に摂りたい栄養素はいろいろありますが(→くわしくはこちら)
今回はその中でも「チロシン」について、詳しく見ていこうと思います。
Contents
チロシンの働き
私たちの髪が黒く色がついて生えてくるのはメラニン色素というもののおかげです。
このメラニン色素の原料になるのが「チロシン」というアミノ酸なんです。
チロシンは体内にある酵素の「チロシナーゼ」というものと一緒になることで、メラニン色素を作り出します。
チロシンは「甲状腺ホルモン」「ドーパミン」「ノルアドレナリン」といった神経伝達物質を作る材料でもあります。
集中力ややる気、生き生きとした気持ちにつながる物質といえます。
チロシンを多く含む食べ物は?
- チーズ
- アーモンドなどのナッツ類
- 大豆
- 納豆
- 鶏肉
- たまご
- 魚
- たらこ、すじこ
- たけのこ
たけのこやナチュラルチーズの表面に白いものがついているのを見たことありませんか?
あの白い物質がチロシンなんです。
チーズやナッツ、鶏肉など普段の食生活に取り入れやすいものも多いですよね。
チロシンの上手な摂り方
チロシンはメラニン色素を作るために必要な成分ですが、この「メラニン色素」というもの、お肌にとってはうれしくないものなんです。
チロシンを積極的に摂るなら夕方以降がおすすめ
チロシンによってメラニン色素が増えるのは髪だけでなく肌も同じです。
つまりメラニン色素が増えると、紫外線を浴びたときにシミやそばかすができやすくなってしまうということ!
そんなリスクを回避するためには、積極的にチロシンを摂る食事は夕方以降がおすすめ。
- 摂取したチロシンが体内で使われるまで6~7時間かかる
- 夜は成長ホルモンが分泌され、髪が生えるタイミング
メラニン色素が増えるタイミングで紫外線を浴びることなく、さらに黒い髪が生えるのを促すことができるということで、夕方以降にチロシンを摂取することがおすすめなんです。
チーズはナチュラルチーズがおすすめ
チーズの中でもチロシンが豊富なのがナチュラルチーズ。
乳を固めて発酵させたもので
- モッツァレラチーズ
- カマンベールチーズ
- ゴルゴンゾーラチーズ
- ゴーダチーズ
- チェダーチーズ
- パルミジャーノ・レッジャーノ
などがあります。
そのままおつまみやおやつにしたり、パルメザンチーズを料理にかけたりして日常的に取り入れたいですね。
鶏肉はむね肉がおすすめ
もも肉にもチロシンは含まれていますが、むね肉の方が豊富!
高たんぱくで低脂肪、低カロリーなむね肉は白髪の予防はもちろんダイエットや疲労回復にも効果が期待できます。
40代の私たちはぜひ積極的に食べたい食材のひとつと言えます。
納豆の白い粒上のものは食べても大丈夫!
買ってから少し日がたった納豆の表面に白いものがあって「じゃりっ」とする時ってありませんか?
あの「じゃりっ」の正体が白髪予防のために役立つチロシンなんです。
おなじく、水煮のたけのこを切った時に見える白いものもチロシン。
どちらもたべても大丈夫なものなので、そのまま調理したり食べたりすればチロシンを摂取することができます。
チロシンを食べるのは夕方以降がおすすめ、ということは朝食の定番である納豆もチロシンの摂取のことを考えたら夕食の方が良いという事になります。
毎日の食生活にチロシンを取り入れて白髪予防!
チロシンは普段の食生活に取り入れやすい身近な食品に含まれています。
白髪予防や集中力アップ、やる気アップに効果が期待できるチロシンで、元気に毎日を過ごしたいですね。